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お久しぶりです。せつ子、生きてます。11月中旬に熱を出し風邪をひき、
また治ったと思ったら11月下旬に同じことを繰り返し、みたいな感じで寒くなってきて体調を崩しまくってました。
テストも風邪の性にしてずたぼろで、次のテストで頑張らなくてはいけないので、冬休み遊びまくれません。
残念。個人的に夏も嫌いですが寒い冬の方が嫌いで、秋も体調が崩しやすく、春は大量にアレルギー症状。
好きな季節は？と聞かれても答えることが出来ません。どうでもいい余談はこれぐらいにして
11月に本当は更新するはずだった企画の小説をあげさせていただきます。
今月は後もう1回更新する予定です。愛する息子の誕生日があるので！
そのついでにたまったレイアウトとポフレイアウトをのせる予定。

やりたいようにお借りしました。
交わることはないけれど似た者同士のようで似てない2人のとある日常。
琥鳥さん宅迦楼羅さん、お借りしました。



雲の無い真っ青な空。僕の知っている限り、雲が無い今の様な空の方がきれいだと言う人間が多い。
間違ってるかもしれないけど。考えはひとそれぞれだしね。けど、僕が好きなのは白い雲がある空。
空全体を雲でおおいつくされたものはさすがに好きとは言えないけれど途切れてぽつ、ぽつとあるのが好き。
理由は考えたこともないし考える気もないから直感といっておけばなんとかなると思う。
で、今日の空はあいにく僕が好きじゃない方の空。その空を飛ぶ人間を僕は今、観察している。
人間は空を飛べない
僕が見ている人間は人間であって人間ではない。とりあえず容姿を説明すると鳥の一番の特徴、羽があって、
なんだかふさふさでさわり心地がよさそうな感じで。言葉は難しいからこれ以上詳しくは説明できない。
性別は、地上から空を飛んでいるのを見ているから分からない。視力がいいひとでもこれは見れない。
でもなんとなく、女の子ではないと思うから「彼」と呼ぶことにしようか。でも華奢なんだよなーうーん・・・。
彼を飛ばせているのはあのきれいな羽。今日は空の様子に比例して太陽もでてるからその光を浴びて、
色が変わって見える。羽そのものもきれいなのに光の力でさらにきれいとかずるいな。
単純にうらやましく思う。空を飛びたいけれど今は飛べない。さっき人間は空を飛べないとか言ったけれど、
そもそも自分だって彼だって完璧な人間じゃない、リヴリー。だから種類ごとに個性はある。
彼はきっとホオベニムクチョウ。そして僕も羽のある種類。だから羽もきちんとある。けど飛べない。
理由はある。普通に考えて「重力」という厄介なものがある限り足が地面が離れることは少ししか叶わない。
これは一般的な常識。でも重力に負けずに飛べる方法はある。そう、【翼】が「両翼」ちゃんとあること。
両翼必要なのに僕には片翼しかなかった。翼があれば重いのだって空を飛べるのに。
だって、飛行機は重たい機械のかたまりだろう？なのに飛べる。ちゃんとそろってるから。
けど、僕は、もう片翼を大切な人と共に無くしてしまった。けれど片翼でも飛べると強がって今日もまた飛ぼうとする。
過去にすがりついて、飛べた頃の思い出を手放すことが出来ずにいた。

「ずるいなあー。」
語尾が伸びた呟きを、溜息と共にノエルは吐きだした。
■　■　■
今日はすごくいい天気だったから、今思いっきり空を飛んでる。
正直、とっても気持ち良くて、風が春風みたいにちょっとだけ暖かくて飛びながら寝てしまいそうな気分。
でも飛びながらはさすがに寝るわけにはいかないから飛ぶことだけに専念。
・・・専念したいのだけれど生憎僕は人にじーっと見られるのが苦手で、人と慣れ合うのも苦手。
そんな苦手なものを今、押し付けられているんだ。
地上から僕をさっきからずっと見てくる「彼」（髪が短いから男と判断してみた。）
空を飛んでる僕からは細かい容姿の説明で出来ないけど、真っ白なパーカーを着てた。
フードを半分頭にかぶってるといったらいいのか半分フードが頭にのってしまっていると言ったらいいのか、
微妙な表現でしか表せない彼のフードの状態。
微妙だからこそ目が何処を見つめているのかわからなくて困る。
もし僕じゃなくてただの空を見てたら見られてると思ってた自分が恥ずかしいから。
しばらく「彼」を飛びながら見てたけど、たぶん僕の【羽】を見てると思う。
直感で空を飛びたいのかな？って思った。羽をじっと見てる人は大抵そう思うはずだから。
なんとなく、寂しい。って思った。僕じゃなくて羽を見ているから。
普段なら、見られることは嫌ですぐ違うところに飛んで移動するのに、
今日はさっきからここをずっと飛んでる。自分でもおかしいって思ってる。
僕が、彼に話しかけたら僕に、羽じゃない僕に、興味を示してくれるのだろうか。
ふと、そんなことを考えた。でも結局人とふれあう事は苦手で、どうしたらわからなくて、
なんだかもやもやしてきたから思いっきりスピードをあげてその考えを振り払うように飛んだ。
いつももやもやしたら思いっきり好きなように飛んだ。そしたら消えた。だから今回もそうしよう。

「・・・天気は良いのに、自分、がなんか変・・・。」
首をかしげながら迦楼羅は小さく呟いた。

【過去を手放せない2人】



琥鳥さんへ
正直、迦楼羅さんが思ってることと違ったらどうしようとおろおろ状態です。
勝手に私の妄想で作ってしまった部分があります、ごめんなさい。全力で謝ります。
思ってたらいいな、な感じです。

ついでにどうでもいいけれどノエルが好きな空　イメージ画像

【コメント返し】
七不思議さん
ポフがたくさんいてくれて嬉しいです、本当（色の意味で）
ピンクってなんだかむわあってなりますよねえ・・・

すももさん
クリスマスプレゼントちょーおだいっﾊｱﾄ